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- 09月03日・・・【ロンドン市場】米雇用統計前に調整の動き
- 09月03日・・・中国のレアアース国家管理と資源ナショナリズム 日本など他国は脱レアアース、脱中国も選択肢に(MONEYzine)
- 09月03日・・・【東京市場】リスク投資手控え、雇用統計待ち
- 09月03日・・・問題多発の相撲協会 そのバランスシートはトヨタもうらやむ「超健全」財務体質だった(MONEYzine)
- 09月03日・・・【NY市場】強い米経済指標や株高も、為替は様子見
【ロンドン市場】米雇用統計前に調整の動き
3日前半のロンドン市場は全体的に米雇用統計の待ちの雰囲気が強い中、ポジション調整の動きが中心となった。ユーロや豪ドルは買い戻しの動きが継続し、円相場は円売りの動きが優勢となった。ドル円は84.50近辺まで上昇。ユーロ円は108.60近辺まで一時上昇した。
◆ユーロ堅調も、ポンドは軟調 位置どりの違い
ユーロは買い戻しが続いているものの、ポンドはその逆の動きが顕著に出ている。きょうも英経済指標が弱い内容だったことに、敏感な反応を見せた。
このところユーロの買い戻しが続いている一方で、ポンドは上値が重い。前日はECBが成長見通しを上方修正しており、慎重姿勢は継続しているものの、まだ、出口戦略がカードの一枚に入っている状況。一方、ポンドの方は追加金融緩和の可能性が検討課題にのぼる状況で、そのギャップが出ている模様だ。
(Klugシニアアナリスト 野沢卓美)
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中国のレアアース国家管理と資源ナショナリズム 日本など他国は脱レアアース、脱中国も選択肢に(MONEYzine)
中国のレアアース国家管理と資源ナショナリズム 日本など他国は脱レアアース、脱中国も選択肢に
MONEYzine 9月3日(金)18時40分配信
レアアースとは希土類元素で、アンチモニー、イットリウム、ネオジウムなど17の元素の総称である。ハイテク産業での用途が多く、モーターに欠かせない永久磁石にもレアアースが使われる。特に、次世代自動車として注目される電気自動車やハイブリッド車の動力となるモーターでの用途が大きいため、将来的なレアアース需要増が見込まれている。
日本は、レアアースの多くを中国からの輸入に頼っている。日本だけでなく、世界的にレアアース市場は中国に支配されている。中国のレアアース生産量は97%、埋蔵量は3割を超える。
1990年代初頭にも、中国はレアアース国家管理を強化したことがある。当時の日本も、レアアースの輸入の多くを中国に依存していた。その後、レアアース国家管理はたびたび強化されてきた。
2005年以来、中国政府は資源保護を名目にレアアースの輸出規制を行っているが、実際には資源ナショナリズムだという指摘もある。レアアースを中国企業に優先的に配分すると同時に、輸出規制によって対外交渉を有利に進めるというわけだ。
ただし、廉価だからこそ、中国のレアアースは世界を席巻しているというのが実態だ。中国政府がレアアース国家管理をすることで、レアアースの価格が上昇していけば、中国以外のレアアース生産が増えていくという分析もある。結果的に、中国の優位は崩される。
さらに、脱レアアースの動きも進んでいる。たとえば、三菱電機は、従来であればレアアースによる永久磁石を使っていたモーター部分に電磁石を使い、レアアースを使わないモーターを開発した。他のメーカーや大学などでも、レアアースを使わなかったり、使用量を減らすモーターの開発が行われている。
脱中国の動きもある。日本企業の中には、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど、中国以外のレアアース産出国に対して、積極的に投資するところも出ている。官民が連携して、ベトナムでのレアアース鉱山開発計画も進められている。中国ほど良質でない鉱山からレアアースを安価に取り出す技術も研究されている。多様なルートでレアアースを調達することがリスク低減につながっていくという考えだ。資源ナショナリズムに翻弄されない、安定した資源マーケットの構築が待ち望まれる。
(宮島 理)
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カテゴリ: 経済ニュース
【東京市場】リスク投資手控え、雇用統計待ち
3日の東京市場は小動き。ドル円は84円台前半から84円台半ば、ユーロ円は108円付近から108円台前半、ポンド円は129円台後半から130円台前半、豪ドル円は76円台半ばから77円付近で振幅した。2日のダウ平均が50ドル高と3日続伸したため、日経平均は寄り付き直後に80円近く上昇したが、午後には一時下げに転じるなど不安定な展開だった。市場ではこの日発表される8月の米雇用統計を見極めたいとの見方が強く、リスクを積極的に取る動きは手控えられた。民主党の代表選挙に立候補した小沢氏は、テレビ朝日の番組で「急激な円高は困る」、「市場介入も覚悟の上でやる」と述べたが、市場は殆ど反応を示さなかった。
◆サマーズ委員長が訪中、理想的なシナリオに波乱も
ホワイトハウスはサマーズ米国家経済会議(NEC)委員長が9月4日から中国を訪問する発表している。3日間に渡って王岐山副首相など中国政府高官と米中間の問題を協議するという。中国は6月21日に人民元の弾力化を表明したが、人民元上昇の速度や度合いを巡って米国では保守派を中心に批判が相次いでいる。通貨高に弾みがつけば、中国の内需拡大が先進国の需要不振を補うという世界経済にとって理想的なシナリオが現実となるが、中国は輸出産業を保護するため、元高抑制介入を継続しており、協議は難航しそうだ。
◆小沢氏当選なら円売り? 財政プレミアム高騰で
小沢氏の民主党代表選出馬で日本の長期金利が急上昇している。きょうは流動性供給入札が不調だったこともあり、日本の長期金利は7月14日以来となる1.15%台まで上昇した。積極財政を打ち出している小沢氏が首相に就任すれば、財源問題は避けられそうにない。市場は日本国債に財政プレミアムを上乗せしつつあるようだ。金利上昇は本来、通貨高要因となるが、今回は財政不安による金利上昇であり、逆の効果をもたらす可能性もある。
(Klugアナリスト 鈴木崇浩)
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カテゴリ: 為替ニュース
問題多発の相撲協会 そのバランスシートはトヨタもうらやむ「超健全」財務体質だった(MONEYzine)
問題多発の相撲協会 そのバランスシートはトヨタもうらやむ「超健全」財務体質だった
MONEYzine 9月3日(金)10時0分配信
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9月12日に初日を迎える大相撲秋場所。野球賭博など一連の騒動の余波は続いているものの、先場所中止になったNHKによる生放送は再開される。
【写真】問題多発の相撲協会 そのバランスシートはトヨタもうらやむ「超健全」財務体質だった
契約に変更がなければ日本相撲協会は、NHKから年間約26億円の放送権料を得る(08年5月場所から1場所につき2500万円減額の4億3500万円)ことになっている。相撲協会を中心に、経営的視点からプロスポーツを見てみよう。
相撲協会は力士691人、職員45人、行司42人、呼出43人、床山52人、それに定員105人の親方など、社員数1000人で年間売上100億円規模の企業といっていいだろう。
ただし、相撲協会の経営は、本業ともいうべき事業活動と、これまで蓄積した資産等を活用した投資活動が2本柱。年間売上規模100億円超は事業活動によるもので、投資活動を含めれば140億円前後に膨らむ。
プロ野球の横浜ベイスターズの年間売上は71億円、東北楽天は84億円(楽天のスポーツ事業)。Jリーグトップの浦和レッズのそれは64億円規模。相撲協会は横浜ベイスターズや東北楽天、Jリーグの各チームをはるかに上回る収入を得ているわけだ。三菱商事が筆頭株主で相撲の懸賞広告が多かった永谷園の5分の1規模といったところだ。
横浜ベイスターズや東北楽天、J1からJ2に降格しているコンサドーレ札幌の収支が赤字なのに対し、相撲協会は基本的に黒字を維持。08年の赤字も決算処理によるものだ。
さらに驚くべきは、資産505億円、負債63億円、資本442億円で構成されている貸借対照表(バランスシート)。このバランスシートからは、トヨタ自動車もうらやむほどの「超健全」な財務体質であることが見てとれる。
■「超健全」な財務体質の中身を検証
バランスシートに計上されている負債の大半は、社員の退職金に備えるもの。その退職金関連にしてもすでに資金的手当てをしており、事実上は無借金経営。いますぐ相撲協会を解散しても、社員全員に退職金を支払うことも可能だ。
主な財産(負債引き当ても含む)は、土地94億円、普通預金45億円、定期預金3.3億円、金銭信託234億円。国債80億円や日本テレビ放送網株1.2億円分も所有している。
唯一の懸念材料といえば、国技館の改修問題くらいのものだろう。相撲協会は改修のための積み立てをしているが、大規模な改修になれば国に援助を求める可能性がまったくないとはいえない。そのためにも相撲協会は「国技」「公益法人」という現状を守りたい、といっていいだろう。
相撲協会の09年度の決算は、投資活動を含めた全体の収入は139億円、支出は135億円で3億4876万円の黒字。事業活動に限れば103億円規模で、収入・支出はほぼトントンだった。さらに詳しく見てみよう。
相撲協会の事業活動は、「本場所事業」「巡業事業」「貸館事業」「診療事業」「広報事業」などからなる。それら事業活動による収入の推移は、02年114億円、03年107億円、04年105億円、05年103億円、06年107億円、07年112億円、08年109億円と、ほぼ横ばいで推移。09年は収入103億6746億円に対し、支出は103億3199万円だった。
いうまでもなく、事業活動の中心は、本場所事業だ。本場所収入は年々下降傾向をたどっているものの、09年度は収入86億円に対して、支出は58億5637万円と黒字決算。
そのほか、教習事業、指導普及事業、貸館事業、博物館事業、広報事業、診療事業、養成事業、巡業事業といったように分かれ、診療事業では協会所属本人や家族、一般を含めて年間に8000人弱診療。広報活動では、ベースボール・マガジン社に『相撲』を刊行させるなどしている。
もちろん、これら活動ごとに人件費が計上されており、給与手当、賞与、退職給付、役員報酬の総額は50億円強。そこから理事には144万円、横綱には282万円の月給が支給されるわけだ。
それでは次にプロスポーツ会社としては珍しく詳しい決算書を開示しているコンサドーレ札幌(北海道フットボールクラブ)の収支構造も見ていこう。
■Jリーグもプロ野球も赤字経営が大半
プロスポーツ会社としては珍しく詳しい決算書を開示しているコンサドーレ札幌(北海道フットボールクラブ)。
平均入場者1万207人のゲームを開催して得る興行収入3億5511万円など、売上高は15億円強。そこから選手移籍金などチーム人件費(原価に含まれる分)6億9866万円、従業員と役員の人件費9516万円(経費に含まれる分)などを差し引くと営業赤字。
札幌ドームのSS指定席4200円のチケットにたとえれば、チーム人件費と合宿・遠征・旅費交通費は、それぞれ1895円、315円に相当。役員・従業員給与は258円。それら原価と経費を4200円のチケットでは賄えず、367円の赤字を出しているということだ。
浦和レッズや鹿島アントラーズといった一部のチームを除くとJリーグ、J1・J2計36クラブの経営状況は厳しい。プロ野球も巨人や阪神などを除いて赤字とされる。プロスポーツの経営にかぎっていえば、大相撲に軍配が上がるのは明白。力士を含めて相撲協会に在籍している間は、給料の心配はまったくない。
(ビジネスリサーチ・ジャパン)
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カテゴリ: 経済ニュース
【NY市場】強い米経済指標や株高も、為替は様子見
2日のNY市場は、強い米経済指標の発表を受け株式市場は底堅く推移したが、為替市場では様子見気分が強く大きな動きはみられなかった。
きょうNY市場で発表された米経済指標は良好なものが目立った。日本時間21時半に発表された新規失業保険申請件数は47.2万件と市場予想47.5万件や前回の47.8万件(改定前47.3万件)を下回った。さらに、日本時間23時に発表された7月中古住宅販売成約指数も前月比+5.2%と予想-1.0%や前回-2.8%(改定前-2.6%)から大幅に改善している。株式市場は序盤は売買が交錯したものの次第に底堅さを増していった。米債も売られて利回りが上昇した。
ただ、為替市場の動きは比較的静かなものに留まった。ドル円は84円台前半、ユーロドルは1.28台前半での取引が続いている。ユーロ円も108円近辺での取引が続いた。リスク選好で買われ易い豪ドルはさすがに堅調で、豪ドル/ドルは0.9120レベル、豪ドル円は76.90レベルへと高値を伸ばしているが、値幅は限定的だった。早くも米雇用統計待ちの状況となったようだ。
◆トリシェECB総裁会見、成長見通し引き上げも緩和策継続
ECB理事会後恒例のトリシェECB総裁会見が注目された。その内容は強弱が交錯するものだった。2010年ユーロ圏成長見通しは6月時点での0.7-1.3%から1.4-1.8%へと上方修正された。景気の二番底については起こりえないとの自信を示した。ただ、不透明感があり、回復ペースは緩やかとしている。物価についてのリスクは若干上向きとの認識を示した。また、ウェーバー独連銀総裁の発言でユーロ売りを誘ったことのある資金供給については、短期資金の無制限供給を来年1月まで延長する、と明言して緩和姿勢の継続を表明している。
ユーロドルは1.28近辺から1.28台半ばまでのレンジに留まり、大きな動きはみせなかった。ただ、水準に関していえば、前日の上昇が維持されたことで高止まりとの印象が強かった。
(Klugシニアアナリスト 松木秀明)
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カテゴリ: 為替ニュース
【ロンドン市場】ユーロの買い戻し続く
2日前半のロンドン市場、動きは前日のロンドン市場と変わっていない。ユーロの買い戻しが続いている状況。ポンドの弱い経済指標も、ユーロポンドを通してユーロ買いに変えている。中国PMIや米ISM景気指数を通じて、市場の雰囲気はやや好転しており、リスク回避のユーロ売りのシナリオが反転してきているようだ。ユーロドルは1.28台を回復し、ユーロ円も108円台を一時回復。ただ、朝方の動きが通過すると、ECB理事会後のトリシェ総裁の会見待ちの雰囲気が強まった。
◆ドル円は膠着
ユーロ円や豪ドル円はリバウンドの動きを見せ、円高自体の動きには一服感が出てきている。しかし、今度はドル売りがドル円の上値を抑える格好。ドル安・円安の動きにドル円は84円台前半での一進一退が継続した。
こちらは明日の米雇用統計待ちの雰囲気が強く、その結果と反応を見てからの動きとなりそうだ。どの様な結果であろうと、ドルと円の方向は同じと見る。リスク回避色が強まれば、円高が勝り、ドル円下落だが、リスク回避色が薄まれば、リバウンドも期待。しかし、値動き自体はさほど大きくは無さそうだ。株安・円高が一般にクローズアップされているが、冷静に見れば、ドル円の下げは1~2円程度に収まっている。逆もまた然りか。
(Klugシニアアナリスト 野沢卓美)
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カテゴリ: 為替ニュース
【東京市場】株価伸び悩み、円高圧力に
2日の東京市場は株価伸び悩みに伴い、やや円高に振れた。日経平均は142円高と大幅続伸して始まったが、後場には上げ幅を一時50円未満に縮小するなど不安定だった。ドル円は当初、84円台半ばで揉み合いとなったが、午後には84円割れ寸前まで下げた。クロス円もほぼ同様の展開だった。ユーロ円は108円台前半から107円台半ば、ポンド円は130円台半ばから129円台後半、豪ドル円は76円台後半から76円台前半まで下げた。豪ドル円は7月の貿易黒字が市場予想を下回ったことが売り材料。週末に米雇用統計の発表を控える中、リスクを積極的に取りにいく状況にはないようだ。
◆豪ドル下落、輸出拡大にブレーキで
きょう発表された7月の豪貿易収支は1888百万豪ドルの黒字と、市場予想の3100百万豪ドルに届かなかった。石炭など資源輸出の落ち込みが貿易黒字の拡大にブレーキをかけた。発表後、豪ドル円は76円台前半、豪ドル/ドルは0.90台半ばまで下げている。第2四半期の豪GDPは前期比1.3%増と3年ぶりの高成長を記録したが、今後は輸出の鈍化で成長のモメンタムが鈍化する可能性もある。
(Klugアナリスト 鈴木崇浩)
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カテゴリ: 為替ニュース
コーヒー市場で新興国の需要が注目される理由
世界最大の生産国であるブラジルが減産期を迎えた2009~10年度のコーヒー市場では世界的なコーヒー生産量の減少に伴う需給のひっ迫に対する懸念が強まり、これを受けてNY市場のコーヒー価格は8月23日に186.75セントまで上昇しました。
この時期における他の市場の価格動向を見ると、NY株式市場ではダウ平均が1万ドル割れに向けた下落途上となっているほか、NY原油市場も70ドルに向かっての軟調な足取りとなっています。そのため、この時のコーヒー価格の上昇は他市場の堅調な足取りに追随した動きではなく、独自のファンダメンタルズ、つまり需給ひっ迫懸念を背景にしたものである可能性が高いことが分かります。
なお、この年度の世界のコーヒー需給に関して米国農務省は、調査対象国を追加した03~04年度以降において、07~08年度に次いで需給がひっ迫する年度、との見方を示しています。
さて今回、コーヒー価格を押し上げる主因となったのは、前述のようにブラジルの減産にありますが、同時に注目されるのが拡大する新興国のコーヒー需要です。とは言っても、新興国の需要が注目されるのは、今期が初めてのことではありません。
実際は、BRICs諸国の経済成長に対する注目が高まった頃から新興国の需要増加に関心が寄せられているため、今期になって新たに浮上した買い支援材料というわけではないのです。
しかしながら、経済発展が注目される新興国のなかには世界最大のアラビカ種生産国であるブラジル、そしてロブスタ種の世界最大の生産国であるベトナム、更には世界第1位、第2位の人口を抱えながらもコーヒーを飲む習慣が普及しておらず、それが故に今後の伸びしろが大きいと期待される中国、インドが含まれているのです。
それでは、新興国の経済成長に対する期待が浮上した03~04年度から今年10月1日から開始する10~11年度間におけるこれら4カ国の需要の推移を見てみましょう。米国農務省の発表によると、03~04年度におけるこれら4カ国のコーヒー需要は総計で1,614万袋となっていました。これに対し、コーヒー市場が成熟している先進国(EU-27、日本、米国)の需要は7,271万1,000袋に達しています。
ただ、10~11年度を見ると、新興国4カ国の需要が2,294万5,000袋と、03~04年度に比べて実に42%もの成長が予測されているのに対し、先進国側の需要は7,663万5,000袋と僅か5%の成長にとどまると見られているに過ぎません。
さらに国際連合発表の人口推計(2009年時点)と米国農務省による需給報告を元に計算した場合、10~11年度における一人当たりのコーヒー豆消費量は、欧州が約15g、米国が12g、日本が8.9gとなっています。レギュラーコーヒー一杯あたりのコーヒー豆消費量は標準で10gですので、欧州、米国、日本では1日に一杯弱~1.5杯程度のレギュラーコーヒーが飲まれていることになります。
これに対し、ブラジル、インド、中国、ベトナムの場合はどうでしょうか。さすがに世界最大の生産国であるブラジルの1日あたりのコーヒー消費量は16gと欧州を上回る水準に達していますが、残り3カ国の場合、ベトナムが2.2g、インドが0.25g、中国が0.05gとなっています。つまり、これら3カ国のレギュラーコーヒーの飲料回数はベトナムが5日に一杯、インドが40日に一杯となるほか、中国の場合は約半年に一杯、と先進国を大幅に下回る状況にあるのです。
実際には、インスタントコーヒーも消費されているため、これら新興国におけるコーヒー飲料回数は上記の数値を上回ることが推測されます。しかしながら、インスタントコーヒーよりも高級で経済が成長するに伴い需要が増加すると期待されるコーヒー豆に関しては、消費量が先進国に比べて極端に少なく、それだけに今後の成長の可能性を秘めているものと考えられるのです。
一方の在庫に関しても顕著な変化が見られています。特に、世界最大の生産国であるブラジルの場合、09~10年度の国内消費量は03~04年度の1,440万袋から1,950万袋に増加しましたが、この需要増加の影響で期末在庫量は03~04年度の1,181万9,000袋から09~10年度には354万6,000袋へと大幅に縮小しています。
なお、10~11年度には豊作期を迎えるため、期末在庫量は734万6,000袋へと回復することが見込まれています。しかしながら、コーヒーの木は減産期と豊作期を交互に迎えるため、11~12年度には再び減産期となり、これに伴い在庫量も再び減少することが予想されます。
コーヒーの消費量は経済成長の影響を受けやすいと考えられています。そのため、世界経済減退に対する危機感が強い状況では大幅な需要の増加は見込み難いが実情です。それでも、需要増加の伸びしろや抱える人口規模という観点からコーヒー市場では新興国に対する視線が熱く、その関心は今後さらに強まることになりそうです。
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【9月相場予想】転換点は14日の民主党代表選 小沢氏勝利なら日経平均10,000円に急騰も(MONEYzine)
【9月相場予想】転換点は14日の民主党代表選 小沢氏勝利なら日経平均10,000円に急騰も
MONEYzine 9月2日(木)9時0分配信
8月の日経平均は月間で713.24円(7.48%)下落しました。下落の背景は、急激に進んだ円高です。具体的には、8月31日のNY円相場は続伸し、前日比45銭円高・ドル安の1ドル=84円10〜20銭で取引を終えました。一時83円83銭に上昇し、8月24日に付けた約15年2ヵ月ぶりの高値83円58銭に迫る場面がありました。
この円高の背景は、米国側では、米国先行き景気鈍化懸念と、FRBによる超低金利政策長期化見通しの強まりです。一方、国内サイドは、政府・日銀の円高に対する無為無策です。このため、円高に歯止めが掛かりませんでした。
円高の流れを決定づけたのは、8月10日の日銀の金融政策決定会合です。ここで、日銀は市場の事前予想通り、金融政策の現状維持を決定しました。また、景気判断に対しても大きな変更もしませんでした。つまり、何もしない、何も変えないと、高らかに宣言したのです。
一方、FRBは10日のFOMCで、FF金利の誘導目標を0.00〜0.25%で据え置くことを決めました。声明では「例外的に低いFF金利が長期にわたって続く可能性が高いと予想する」との文言を維持し、超低金利政策を当面継続することを示唆しました。同時に、金融緩和の一環で購入した住宅ローン担保証券(MBS)や政府機関債の償還資金を米長期国債に再投資することも決定しました。
つまり、10日、米国は追加の金融緩和に踏み切り、日銀は「何もしない」と宣言したのです。この結果、為替市場では、円高が急激に進行しました。
■政府・日銀のトップの危機感の乏しさに、市場は大いなる失望感
さらに、政府サイドの目を覆いたくなるような対応が相次ぎました。
12日、夏休みだった野田財務相が午後4時過ぎに登庁し、事務方の報告を受けた後、緊急記者会見を開催しました。そこで、円相場の動きについて 「極めて注意深く見守っていきたい」とだけ語りました。わざわざ緊急記者会見まで開いて、財務大臣が高らかに「何もしない」と宣言した結果、火に油を注ぐことになり、円高が一段と進みました。円相場、炎上です。
そして、16日発表の10年4−6月期GDP速報(1次速報値)では、実質GDP成長率は、前期比プラス0.1%(年率0.4%増)でした。市場予想は前期比年率で2.4%増と1−3月期の5.0%増から伸び率は鈍化するものの、3四半期連続でプラスになる見通しというものでした。しかし、実際の発表数値は、プラスはプラスですが、市場予想を大幅に下回ったのです。
GDP発表の記者会見で内閣府の津村政務官は「既に踊り場入りしていると言えるかもしれない」と発言しましたが、直後に荒井経済財政相が「そこまでは考えていない」と否定しました。ここでも、経済財政相の経済オンチぶりが発揮されました。大丈夫か、こんな奴が、経済財政相だなんて。
ただし、荒井経財相は20日の記者会見で経済対策を前倒しする必要性を強調し、君子豹変しました。一方、野田財務相は20日の記者会見で景気認識について「私自身は決して踊り場だとは思っていない」と強調しました。同時に、「新たな国債発行が必要なのか景気の動向も見ながら判断すべきだ」と述べ、大規模な財政出動に否定的な見方を示したのです。
景気対策を打つ方向で、まさに政府が動き出そうという段階においても、野田財務相の景気認識は、こんな感じでした。正直、資質を疑います。バカに権力を持たせると、経済、国民生活は、ろくなことにならないという、いい例でしょう。
さらに追い討ちをかけたのが、23日です。菅首相は23日朝、白川日銀総裁とたったの15分間電話で話しをしました。彼らは、外国為替市場の動向や金融経済情勢について話し合い、政府・日銀が緊密に連絡を取っていくことが重要との認識で一致したそうです。直接会談を期待していた市場は完全に肩透かしとなりました。政府・日銀のトップの危機感の乏しさに、市場は大いなる失望感に包まれました。
なお、このころあたりから、仲間内では、菅・野田・白川を、余分3兄弟と呼んでいます。
■民主党代表戦を前にして、ようやく重い腰を上げた菅首相
その後ようやく、政府・日銀は8月30日、それぞれ円高・株安に対応した経済対策と追加の金融緩和措置を決めました。日銀は、3ヵ月の固定金利で資金供 給を行っている「新型オペレーション(新型オペ)」の供給額を、現行の20兆円から30兆円へ拡大し、増額分の10兆円については、貸出期間を6ヵ月とす る追加金融緩和策を決めました。政府の経済対策では、家電や住宅のエコポイント制度の延長や、新卒者の体験雇用・職場実習の拡充などが柱で、9月10日の 閣議決定、9月中の実施を目指すということです。菅首相は閣僚委で「必要に応じて補正予算も検討する」と述べました。
おそらく、菅首相が対策を急いだ理由は、小沢氏が26日、9月14日投開票の民主党代表選に打って出る可能性が高まったためでしょう。実際、その後の菅首相の動きは今までとうって変わって、アクティブになりました。企業視察は27日の東京都大田区からで、29日も兵庫県に足を運びました。27日には夕食をラーメン店で食べ、レバニラいため定食とギョーザを頼んで「庶民派」をアピールしました。
しかし、首相動静によれば、菅首相は前日の26日、「7時40分、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ。すし店「久兵衛」で、阿久津、寺田両補佐官と食事。」となっています。マスコミも、レバニラ食べている首相を報道するなら、超高級寿司を食べている場面も報じないと、フェアではないと思いますねぇ。
それはともかく、30日発表された、政府・日銀の対策は、規模・内容ともに、既に市場に洩れ伝わっている範囲にとどまりました。やらないよりは やった方がましという規模・内容です。戦力の逐次投入の感が非常に強い対策でした。現時点において、円高及び株価低迷のトレンドが反転するような効果は全 く期待できません。
「後手後手の対応」「対症療法」「戦力の逐次投入」「危機感欠乏症」「経済オンチ」という従来の特徴を残したまま、政府・日銀は対応することが予想されます。この特徴は、政権及び日銀の執行部が変わらない限り、継続することになるとみています。
■小沢政権発足なら、日経平均は8,700円〜10,000円か
その意味では、14日の民主党代表選で小沢氏が勝利したら、景色が一変するかもです。積極財政の小沢、緊縮財政の菅の戦いです。株式市場は積極財政が大好きですから、小沢氏勝利なら、株高、債券安、円安になるとみています。逆に、菅氏勝利なら、株安、債券高、円高になるとみています。
また、白川日銀総裁が30日の記者会見で「現在の購入規模が最適」と語っていました。しかし、小沢政権発足なら、参院選で躍進したみんなの党の渡辺代表が繰り返し表明している日銀法改正実現可能性が高まるかも知れません。現時点では実現性の低い法改正ですが、インフレ目標の導入や、日銀総裁の解任権設定の検討などが、実現するようなら、株式市場的にはポジティブな材料になるでしょう。なんと言っても、株式はインフレが大好きで、デフレが大嫌いですから。
以上、9月相場の転換点は14日の民主党代表選です。菅氏勝利なら、日経平均の想定レンジは8,200円〜9,300円程度です。一方、小沢氏勝利なら8,700円〜10,000円です。
(藤井 英敏)
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2010年09月02日 | コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリ: 経済ニュース
【NY市場】強い米ISM製造業景況指数で、ムード好転
1日のNY市場は、リスク回避ムードが後退して円安・ドル安の動きが広がった。NY朝方に発表された8月の米ADP雇用統計では民間雇用者数が10万人減と予想を下回る結果で、ドル円は一時83.65レベルまで下げる場面があったがすぐに値を戻した。欧州株の上昇を受けてNY株式市場も堅調に取引が始まった。加えて、8月の米ISM製造業景況指数が56.3と市場の低下予想を見事に裏切る強い結果だったことで株式が一段高となった。ダウ平均は250ドル高水準へと買われ、ドル円は84.67レベルへと上昇してこの日の高値を付けた。安値からの上昇幅は約1円となった。クロス円も買われた。ユーロ円が107円台前半から108円台半ば、ポンド円が129円割れから130円台後半まで上昇した。前日とはうって変わってスイス売り・資源国通貨買いとなり、市場のムードは好転している。取引中盤からは株式市場が高止まりとなり、為替市場も小動きになっていった。ドル円は84円台半ば、ユーロドルは1.28近辺、ユーロ円は108円近辺での揉み合いが続いた。
◆米当局者の発言相次ぐ、慎重論が多く
この日は米当局者からの発言が多かった。デュークFRB理事は、現在の経済情勢を考慮すれば従来からのやり方では不十分、差し押さえ物件の賃貸を奨励、と住宅問題についてコメントした。ホワイトハウス側からはロマー米CEA委員長が、米経済は依然としてかなりの需要不足に直面、
政府支出と減税で需要創出を、とオバマ大統領の意向を反映した発言だった。また、プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁は、失業対策で一段の緩和を行なうべきではない、強いデフレリスクに直面した場合にのみ一段の金融緩和を検討すべき、と述べて現状での追加緩和策には慎重な姿勢を示した。フィッシャー・ダラス連銀総裁は、ボールは財政の土俵にあり金融政策のみでは成長加速できず、追加緩和策は過剰となる恐れも、とさらに慎重な見解を示している。FRBの金融緩和策にはやや手詰まり感もでてきているようだ。
(Klugシニアアナリスト 松木秀明)
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